使う筋肉数の違いでカバンが重くも軽くもなります

連日の猛暑。外で働いている方・災害の片づけをしている方・外で遊んでいる方、水分補給はもちろんですが身体を休めてあげることもお忘れなく!こんな暑い日はぜひ頑張らないでいきましょう!

早めに予約を入れて下さった方でも、暑さが人一倍苦手な方は遠慮なくキャンセルして下さって構いません。徒歩や自転車で来て下さっているお客さんはくれぐれも気をつけていらして下さいね。

さて、皆さんはいつもどんなふうにカバンを持っていますか?
「いつも右(左)肩にかけてるのはダメですか?」・「左右バランス良く持った方が良いですよね?」などと聞かれますが、その前にぜひ『持ち方』に注目して頂きたいのです。

例えば右肩にカバンをかけている場合、右肩を上げている人が多いと思います。

上の写真のように持っていると・・・


右肩に力が入り、右肩だけで荷物を支えることになります。(厳密には右肩だけではありませんが簡単に説明しています)


肩の力を抜いて、荷物を持つと・・・


肩だけではなく、身体全体で荷物を支えることが出来ます。

肩だけで支えると少ない筋肉数で支えることになり、肩への負担が大きくなります。ですが、身体全体で支えればたくさんの筋肉数で支えることになるので負担が分散されます。少ない筋肉で持つよりたくさんの筋肉で持った方が断然軽く感じます。(重い荷物を持ち上げるときも、腕の力だけで持ち上げるのではなく身体全体を使うと軽く感じます)

「仕事用のカバンが重くて肩がちぎれそう!」というお客さんがいらっしゃったので、こんな話をしました。実際に荷物を持ってもらうとあら不思議「めちゃくちゃ軽い!」と驚いていました。たくさんの筋肉数を使うことが出来れば、実はどんな体勢でカバンを持ってもそんなに重くはないのです。どんな体勢でもというのは、地球上には重力があるので支点の真上に重心が来ていればという前提です(その話は今度しますね)。

でも『たくさんの筋肉数を使う』ってなんだか難しいですよね。なのでまずは動きにくい動きをしてみます。例えば右ききなら左手も使ってみるとか、後ろへ歩いてみるとか、カニ歩き、違うルートで仕事や買い物へ行くとか、ジャンプしたり、前転・後転・旅行・・・・考えれば山のようにある『いつもと違った動き』。お客さんに「もっともっと遊んでくださいね~」と言うのも、たくさんの筋肉数を使ってほしいからです。そして痛みの出にくい身体になってほしいのです。

どちらにカバンを持つと良いか悪いかではなく、どちらで持っても良いのです。足を組んではいけないという方もいらっしゃいますが、組んでも壊れない身体になれば良いのです。たくさんの筋肉数を使うってすばらしいでしょ!

同じ荷物なら重く感じるより、軽く感じた方が良いですよね~(*^_^*)

 

では、また。^^。

 

夏だ!遊ぼう!

晴れ続きですね。お蔭で梅干しが出来上がりました。

初めての梅干しなので梅を干すためのザルを買いに行くと、もう「ネット付き」しか売っていませんでした。私は普通の平ザルで良かったのですが、お客さんが「へ~こんなのあるの?」と珍しがってくれてちょっとした人気モノになったので良かったかな。

朝だけ裏返して3日3晩干しました。裏返す時子供のころよくやったオセロ感覚で、全部裏返すと勝った気分!楽しいですね。あはは。完熟で漬けたものはふっくら仕上がりちょっと青かったものはしわしわ!面白い。

今回は塩と酢・少々の氷砂糖で漬けたので『美味しい梅酢』が出来ました。早速キュウリの浅漬けに入れてみたり、ドレッシングに使っています。他にもたくさん使い道がありそうです。そういえばお客さんに味見して頂いている梅シロップジュース、大好評で皆さんに褒められています。作り方を教えてくれた姑に感謝ですね!

さて、暑い中遠くからいらして下さったお客さんのHさん。頸椎椎間板ヘルニアと診断を受けているそうで、最近ガンの手術も受け首・肩・背中・腰が辛いとのこと。施術をしながら「筋肉って使っていないと使えなくなるんですよ。さぁ!足指でグーパーしてみて下さい」とお願いすると、動きません。一緒にゲラゲラ笑いました。コリを緩めてからもう一度動かしてもらうと、さっきより動きました。動かしやすく導けばちゃんと動くのです。

不調の原因が足指かといえばそうではありません。Hさんの場合、長年のデスクワーク(特に長時間のパソコン業務)で腰を丸めて座っていたようですし、見た目はO脚・内股・骨盤が後ろに倒れているなどなどありますが、この状態で日常を送っているわけです。結果ヘルニアになったり足指が動かなくなったりしているだけなので、自分の身体を知って使い方を変えて行けば改善へ向かいます。

特にO脚のことを気にしていたHさん。なぜO脚になるのかを説明し改善方法をお伝えしました。

(施術前の写真)

施術後にやって頂くと・・・

はい、O脚どうでしょう?改善してますよね?すごいでしょ?
と言いたいところですが、実はこの写真ものすごく力を入れてもらってます。今までO脚に慣れた生活をしていたので、これからはこの状態に慣れるようケアをしていけば改善します。良くも悪くも「慣れる」のが習慣です。ぜひ良い方向へ慣れて行ってほしいと思います。次回お会いするのが楽しみですね。うふふ。

さてさて、身体を変えるにはいつも同じことをやっていては当然変わりません。Hさんのように長時間パソコンへ向かっているお仕事であれば、せめて休みの日は手足を伸ばし思いっきり身体を動かして楽しんだ方が良いのです!例えば海はどうでしょう?

逗子海岸へ行ったらすごい人でしたよ~。暑くても遊んでいる人は元気ですよね~。

パラソルも借りれるし、このような↑テント持参の方が多いです。日陰大事大事。暑い日の日陰でトロピカルジュースを飲むと、最高です!もちろん泳いでもはしゃいでも良いんです。年齢は関係ないですから(*^_^*)

痛い所や身体の一部分にとらわれず「全身を動かしていくためにはどうしたら良いか?」を考えると痛みは取れて行きます。身体を動かすための骨格筋は400もあるのですから、使わないと損ですよね~♪ ちなみに「どう楽しむか?」を考えていると結果痛みの出にくい身体になっている・・・そんな気がします!

 

次回は『軽く感じる荷物・カバンの持ち方』を書こうと思います。

では、また。^^。

 

 

 

本当にそれが原因?

今年の日本海側は大雪で除雪作業が追い付かない様子。作業している方は汗びっしょりになりますから、ぜひ風邪を引かないように気をつけてほしいですね。私が子供のころは除雪やスキーなど汗をかくときには、タオルの真ん中をくり抜いて頭を入れ、胸側と背中側にタオルがくるようにしてから洋服を着ていました。汗をかいたらそれを外します。外したあとす~っと気持ちが良いのです。

極寒の北海道での知恵でしたが、今は速乾素材の下着があるので、そんなことしている人はもういないかもしれませんね。

さて、70代後半の近所のお客さんはスキーが大好き。30年前ひどい腰痛で病院ではヘルニアと診断を受けたそうですが、その後東京の整体院へ通って治したとのこと。しばらく遠ざかっていたそうですが肩の張りが気になり、隣町の整体を受けたところ揉み返しがひどくて具合が悪くなったそうです。で、今回お客さんのご紹介でHayama整体haraに来て下さいました。

普段している体操のことや、足首の違和感・スキーをしているときの身体の使い方などいろいろなご質問がありました。

普段の生活でもスポーツでも身体の使い方の基本は同じです。たくさんの種類の筋肉を少しずつ使えることが「動かしやすい身体」。そのための整体だと思うのですが、まだまだ「常識」とされているのが「痛い所をがっつり揉む」という行為。肩が痛ければ肩を揉み腰が痛ければ腰を揉む。一時的に揉まれて気持ち良いかもしれませんが、これではなかなか改善へ向かいません。

痛い所はなぜ「痛い」のか?
身体全体の筋肉のバランスを見るとコリに引っ張られて痛みを出している場合が多いのです。例えば腕や足を引っ張られたら痛いですよね?引っ張られている・・・つまり伸ばされて痛いのです。そこを緩めればもっと伸ばされるのです。そこはむしろ縮めてあげたい所なのです。

一般的に言われている「コリ」は勘違いされている。
人間の心理上、痛い所を何とかしたくなるのは当然です。そしてそこを触れば硬いのです。硬いからついコリだと思ってしまいます。引っ張られてパツパツになっているので触ると硬く感じます。ですが、本当のコリはその近くにあるそこを引っ張っている場所なのです。本当のコリは触られて初めて「痛い」と感じる方がほとんどで、皆さん驚きます!

全身を施術する理由。
筋肉はこのようにあっちやこっちに引っ張られ正しい姿勢が維持出来なくなっています。一か所を何とかしたところで全体が整うことはないのです。あっちやこっちのバランスを整えて一つ一つの筋肉が元の長さになり、自然と正しい姿勢になるように仕向けていきます。誰でも元々は動かしやすい身体だったはずなので、なるべく元の状態を目指しているのです。

そして動きやすい身体になったらあとはご本人に動かしてもらうだけ。動きで身体を整えていくと明日・1ヶ月後・1年後・10年後・20年後が違ってきますよ~。

動きを変える一番の近道は無意識・無関心を少なくすること。よく健康のために歩いている方がいらっしゃいますが、どうやって歩いているでしょうか?目線はどこ?歩幅は?重心は?つま先の向きは?肩に力が入っていないでしょうか?景色の変化に気付いていますか?お医者さんに「1日1時間歩きなさい」と言われたからただ歩いている・・・なんて方はつまんないでしょうね。

「健康のために歩く」より、「楽しんで歩いていた結果健康」のほうが良いですよね。

何事も原因があっての結果です。

例えばヘルニアなどの骨の変形も、「骨の変形が痛みを出している」のではなく、「痛みを出すほど筋肉を引っ張った結果骨が変形した」のだとすれば、筋肉を何とかすれば痛みは取れます。

今の世の中は情報があふれ、原因と結果が逆のようになっていることを信じ込まされている場合があります。肩が張る人と張らない人はどこが違うのでしょうか?腰痛になる人とならない人では何が違うのでしょう?どう過ごしてきたかで今の結果になっているとすれば、今後の過ごし方をどうすれば良いのでしょう?

元気な人はいろんなことに興味を持ち、楽しそうに取り組んでいるように見えます。70代後半のお客さんも仲間と秋田や山形・北海道へスキーに行くことが何よりの楽しみだそうです。生きているうちにはどこかが痛くなる時もありますが、そこはケアが出来るのです!

もしこんなことを言う人がいたら・・・

肩が痛いならスキーをやめなさい!
ヘルニアがあるから今の仕事はやめなさい!
冷え性だから水仕事はやめなさい!

原因と結果が逆の考えのように思えるのですが・・・。

スキーが肩痛の原因だとしたら、結果はスキーをやっている全員が肩痛になるはずです。
今の仕事がヘルニアの原因だとしたら、結果は会社の人全員がヘルニアになるはずです。
水仕事が冷え性の原因だとしたら、結果は主婦全員が冷え性のはずです。

一つの要因にはなるかもしれませんが、他の要因もたくさんあるはずです。それを「原因」にするのはおかしな話です。

スキーをするためにはどうするか
今の仕事を続けるにはどうするか
水仕事をするためにはどうするか
やりたいことをやるにはどうすれば良いのか?

そんなふうに考えてお客さんのご質問に答えたいですね。

さて、寒さが戻ってきたようなので、皆さん!こまめに身体を動かして元気に行きましょう~(*^_^*)

 

※今月はご近所のお客さんからのご紹介でたくさんの方からご予約を頂いております。ご予約の際は、出来れば第二・第三希望日時をご用意して頂けると助かります。どうかよろしくお願い致します。

では、また。

 

 

 

身体を変えるのに年齢は関係ない

あちこちでクリスマスの装いを見かけると、年末らしいなぁと思いますね。Hayama整体haraの玄関もサンタさんが登場しております。のぞきに来て下さいませ!

さて、ご近所の70代のお客さんからのご紹介で、上大岡へ行ってきました。訪問・出張は基本的にやっておりませんが、お話を聞くとHayama整体haraまで来られるのは難しそうでしたので、今回は訪問させて頂くことにしました。

上大岡のKさんは脊柱管狭窄症と診断を受けており、本来背骨はゆるいS字カーブを描いているのですがCカーブ状態で腰が少し曲がり、長年杖をついて歩いていました。痛みはそれほどでもなかったようですが、今回はかなり脚が痛くてシビレもあるそうで、長い距離を歩けそうにありませんでした。

施術前の姿勢。

Kさんはビーズで絵を描くビーズアートを手掛けています。あの小っちゃいビーズですよ!お宅には素晴らしい作品の数々が飾られていました。夢中になっている時間が楽しいと嬉しそうに話してくれました。ただ痛いのは辛いので気分も滅入ってしまいますよね。

施術後の姿勢。

曲がった腰を伸ばして立てるようになりました。ちょっとこの写真は反り過ぎですが徐々に真っ直ぐ立てるようになると思います。施術中に「シビレが取れてきた・・・」と何度もおっしゃって痛みも取れたようです。

ただ、大事なのはここからなのです。骨がCカーブになっていますので、しばらくするとまた腰を曲げてしまいたくなります。そしてまた杖を持ちたくなります。せっかくなら杖をつかなくても良いようになって頂きたいので、今までサボっていた筋肉が使えるよう3つのストレッチと腹式呼吸のケアをお伝えしました。次回までに無理しない程度にやって頂き、次回は電車とバスに乗ってリハビリがてら来て頂くようお願いしました。

「年を取っても身体は変わりますか?」との質問に、「生きてる限り変えようと思った瞬間から変わります!」とお答えすると、とても前向きにご自分の身体と向き合ってくださいました。これからどうなっていくのか楽しみです。

Kさんのご主人がお昼ご飯を用意して下さったので、ご馳走になりました。私は驚きました!!世の中にこんなに穏やかで優しい男性がいるのか・・・と。奥さんの言うことをすべて穏やかに受け止め、何でも「そうか、そうしようか」などとやってくれます。見た目もダンディで恋しちゃいそうでした。思わず「世の中にこんな優しい人がいるんですね~」と言うと「昔からこんな感じなのよ」とKさんが言っていました。

お二人を見ていて思ったのは、奥さんがステキだからご主人が何でもしてあげたくなるのかも・・・。奥さんも自分が出来ないことは「お父さん、お願い」と言ってお願いをします。そうですよね~!好きな人からお願いされたら何でもやってあげたくなりますよね~!「優しくすれば優しくしてもらえる」「優しく言えば優しく答えてくれる」・・・当たり前のことだなぁとニヤニヤしながら、私まで優しい気持ちになりました。

 

ご紹介の上車で送り迎えまでしてくださったHさん、ありがとうございました。

人生の先輩から教わることは多いですね。寒くなりましたが、気持ちはホッカホカです!

(私も主人に「ステキ」と思われるように心がけようっと!テヘ)

 

 

では、また。

 

痛みが出るような身体にちゃんとなっている?

「イタタタ、イタタタ」と言いながらお越し頂いたKさん、右足を引きずっています。とにかく右足が痛過ぎて、痛い部分をつねったり叩いたりして痛みを散らしていたそうです。(痛いのは本当に辛いですからね)

斜めに立っていたのでお伝えすると、ご自分では真っ直ぐ立っていると言います。そうなんです!いつも立っている感覚は真っ直ぐなのです。そこで斜めになっていることに気付いてもらおうと「こちらを頭にして、ここに真っ直ぐ寝てもらえますか?」とお願いし、「真っ直ぐですよ~」と念を押してみました。

そして「真っ直ぐですよね?真っ直ぐに寝てますけど・・・」とのこと。許可を頂き写真を撮ってご本人に見せると、ゲラゲラと笑いだし「ヤダ~本当?ウソでしょ?ヤダヤダ・・・」とのこと。ふふふ。

それがこの写真です。

普段この感覚で立っているとしたら、右足に痛みが出ても不思議ではありません。施術が終わり真っ直ぐ寝られるようになってから立ってもらうと、「これ、真っ直ぐ立ってますか?」とのこと。真っ直ぐ立っているのに斜めの感覚に慣れてしまっているため、違和感を感じるようです。正しい姿勢が「正しい」と認識されるまでもう少し時間がかかりそうですね。

本日2回目だったのでお話を聞くと、翌日にはまだ痛みがあり、翌々日には痛みが取れて身体の動きが軽くなったとおっしゃっていました。痛くても動いてくれたのが良かったのです。ひどい痛みが出たときはその場所に大きな負担がかかっているので、そこに熱があれば冷やしたり安静にすることをお勧めしますが、身体が動きやすくなってからは動ける範囲で痛くても動いてほしいのです。痛めている筋肉を修復するには新鮮な血液が必要で、血液を廻りやすくするためには筋ポンプが一番です。

「コリ」とは筋肉の酸欠状態・・・。だとすると酸素は血液が運んでくれるわけですから、筋ポンプして流れが良くなれば早く改善するのは当然です。しかも血液は栄養を届けてくれたり、痛み物質や老廃物も運んで行ってくれるわけです。

身体は常に健康であろうとしてくれていて、身体に危険なものが入るとくしゃみ・鼻水・吐いたり下痢になったりして出そうとしてくれます。細菌やウイルスと戦うために熱も出してくれます。寒気なども筋肉をブルブルとふるわせて体温を上げようとしてくれますし、身体って本当に良く出来ていますね。

緊急の場合を除き、急がないで症状を受け入れることも大事なのではないでしょうか。ひどいときには薬に助けてもらうこともありますが、無理矢理症状を止めたり、治そうとしている身体の邪魔をしないようにしたいものです。

ただ痛みは「何か偏ってますよ~!壊れちゃいますよ~!」のサインですから、早めに筋ポンプしやすい身体にした方が良さそうです。

 

さて、先日京都・奈良方面へ遊びに行ってきました。晴れていたので新幹線からの富士山がはっきり見えて、大きさに感動しました!

銀杏並木がドラマのワンシーンのようできれいです。

もみじの赤が緑に映えます。

自然はいつも季節を彩ってくれて、私たちの目を楽しませてくれますね。

明日は登山のようなハイキング?ハイキングのような登山!紅葉と身体の使い方と筋肉痛(どの筋肉が筋ポンプしにくいのか)を楽しみに、皆でワイワイ行ってきま~す!

今夜眠れるかなぁ(笑)

では、また。

PAGE TOP