ぶつけていないのに親指が腫れる理由とは

「親指が痛い!ちょっと動かすとものすごく痛い!」と言って主人が深夜1時ごろ帰ってきました。

右の親指が太くなっていました。熱があったのでとりあえず氷水で冷やし、話を聞いてみると「ぶつけてないのに腫れてるし、ちょっとでも動かすと痛い」とのこと。仕事仲間の人たちが心配をしてくれていろいろネットで調べてくれたそうです。「脳の病気かも」「リュウマチか痛風か・・・」とにかく病院へ行った方が良いと勧めてはくれるものの、仕事を抜ける時間がないのです。

「動かすと痛い」ということは筋肉の問題なのかなと思い、炎症のあるお客さんは基本的に施術をしないのですが、主人なので信頼関係のもと施術をしてみました。親指が痛くなる経験は整体の勉強を始めたころ、施術で痛くなったことがあります。身体の使い方を変えてからは痛くありませんが、親指だけに力が入る(負担がかかる)状態が続いた結果だと思います。

痛い指はもちろん触らずに施術したところ、「さっきより痛くない!なんで~!」と驚いていました。が、気付くと深夜2時。眠いので「不思議だね~!」とだけ言って寝ました。

私は最近主人の姿勢が気になっていました。今までより通勤時間が長くなり電車や車に乗る時間が多くなったのと、この時期は出張が多く毎週のように新幹線や飛行機に乗って移動し、深夜に帰ることも多く目の下にクマゴロウが宿っておりました。仕事大好き人間の主人もさすがにヘロヘロで、「オレに優しくしてくれ~」とわけのわからない言葉を発していました。念願叶って?親指が痛くなったことで、みんな心配してくれて優しくしてくれたようです。あはは。

話を戻しますと、少し前に主人がテレビを見ている姿勢があまりにも骨盤後傾(後ろに倒れて腰が丸くなっている状態)で、あごが前へ突き出していたので気になり、ストレッチを一緒にやりました。すると以前は簡単に出来ていたポーズがかなり苦しくなっていました。

今回は、骨盤を倒して座っている時間が長くなったことで、下半身の筋肉が使えていない時間が長くなり、上半身の力に頼らざるおえない状態で、肩や腕に力が入り、指にも力が入りっぱなしだったのかもしれません(指先を使う仕事なので)。骨盤が戻り上半身の力が抜けたことで、指の力も抜けて痛みも和らいだのだと思います。

「お蔭様で指の調子が良くなっています!」と主人からメールがありました。ってことは、脳の問題やリュウマチ・痛風とは違うのではないでしょうか。よかった良かった!

私が整体師になって一番良かったことは「痛み」が怖くなくなったことです。痛みは「偏ってますよ~!」という壊れる前のお知らせなので、心の問題でも身体の問題でもまずは動かしやすい身体へ戻してみます。使い方が変われば当然偏りも変わってくるので、あれこれ考え過ぎずに様子をうかがいます。

先日、首が辛くて来てくれたお客さんに「ご飯を食べるときご主人の場所と交換してみて!」とお願いしました。早速実行して下さったようで、2回目のときに「左のわき腹が筋肉痛になった」とおっしゃっていました。テレビのある位置が関係しているようです。いつも同じ方向へ身体をひねっていると、その方向へひねりやすい身体になっているのです。いろんな方向へ動かせるようになると首ももっと楽になります。

首や指が痛くても、身体は全身で一個なので全体のバランスが大事です。例えばヘアスタイルやメークでも、前髪や目元だけがどんなにキマッテいても、全体のバランスがおかしいと美しくありません。部分ももちろん大事ですが全体的な視野が大事になります。

 

さて、庭に「シマトネリコ」という木を植えました。家とのバランスからいえば5,6メートルの木が理想なのでまだちっちゃいですが、育てつつ剪定しつつ大きくなるのを楽しみたいと思います。うふふ。

では、また。

腰が曲がったり背中が丸くなるのはイヤ!

すべり症と診断されている70代のお客さんNさんが来て下さいました。「整体で治るとは思っていないけど、今は動けるのでこれを維持したいのと、腰痛で腰が曲がるのは嫌なのでケアの仕方を教えてほしい」ということでした。

Nさんの言う通り整体ですべり症は治せません。ですがHayama整体haraでは「身体の使い方を変えていくためのお手伝い」をさせて頂いております。身体は良くも悪くも使った通りになっているので、すべり症の症状が出てしまう身体の使い方を変えて行けば、改善へ繋がると思います。

もちろん整体では骨そのものの形は変えられませんが、痛みが出ている場所は骨ではなく、筋肉が引っ張られて痛みが出ているので、その筋肉が引っ張られなくなると痛みは取れるはずです。そのために動きを変えていきます。動きを変えるためには、動かしやすい筋肉と動かしにくい筋肉のバランスを整えて、身体全体が使えるように仕向けます。

腰が曲がるのはイヤですよね!どうして腰は曲がってしまうのでしょうか?
地球に住んでいる限り私達には「1Gという重力」がかかっています。重力に常に耐えているわけですね。


写真左はたくさんの筋肉を少しずつ使って立っている理想の姿勢で、脱力しています。
写真右は得意な筋肉ばかり頑張っていて、サボっている筋肉があちこちにある状態で、常にどこかに力が入っています。

理想の姿勢は重力に対して曲がりにくいのですが、右の姿勢は重力で押しつぶされそうですよね。力学上、曲がりだすと加速してしまうのです。そんなのイヤですよね!だからと言って無理に力を入れて良い姿勢をしようとしても、常に特定の筋肉に力が入って、コリやハリにつながります。なのでサボっている筋肉を見つけ、働けるように仕向けるのです。

働けるようになれば、働かせるのはご本人です。だから私は「治す」ことは出来ませんが、お手伝いは出来るのであります。

働く(動く)筋肉がたくさんあれば、一個にかかる負担はちょっとで済みます。痛みが出ている場所は負担の大きな筋肉なので、ゴリゴリ揉んだり叩いたりして痛めつけてはいけません。まずは「サボっている筋肉」に働いてもらい、身体中の筋肉みんなで少しずつ働くことによって、理想の姿勢に近づき流れも良くなります。

あ、日本もそんな国だと良いですね(なんだか働けば働くほど税〇吸い取られて痛めつけられている気が・・・)あはは。

では、ケアはどうしたら良いでしょう?
サボっている筋肉は凝り固まっていることが多いので、緩めてあげます。痛い場所ではなく、本当のコリのストレッチをお伝えしました。サボっている筋肉を動かせるように仕向け、動かしてあげるとだんだん動いてきます。サボっていただけなので本当は働けるのです

少しずつ元の動かしやすい身体へ戻していけるように、これからもお手伝いさせて頂きます。Nさん、「お友達に渡す」と言ってチラシを持っていかれました。うれしいな!これからどう変わっていくのか楽しみですね~!うふふ。

 

では、また。

 

葉山に住んで53日、先週の出来事

先週は台風から始まりましたが、月曜の朝には晴れて気持ちの良い日差しでした。

海では夏の終わりを楽しんでいる人が多く気持ち良さそう!来年は私も海で焼けていることでしょう!(まだ間に合うでしょうか?)

夕方の富士山と雲のコラボは心がすぅ~っと穏やかになりますね。風が気持ち良い。釣り人らしき人がいましたが今は何が釣れるのでしょうね。

 

「釣り」と言えば、ワタクシの師匠で釣りバカ整体師こと「手力整体塾の先生」「整体サロン玉響」のセラピストGちゃんが開業祝いを持って遊びに来てくれました。玄関が一気に華やかになり玄関を開けると「おお~!」という感じです。うれしい!

Hayama整体haraは私ひとりでやっておりますが、実は整体の仲間がたくさんいます。少し前には「ははのて整体」Kさん「まごのて庵」KさんAさん・南房総で週末ハチミツ作りをしているT夫婦・ダンスに夢中のYちゃんたちも来てくれました。まだまだおります!リンクさせて頂いているので、良かったらご覧下さい。
みんな私の卒業した学校「手力整体塾」での繋がりで仲良くなりました。グループとか組織とかそんなんじゃなく、釣り好きの先生同様、好きなことをして生きている仲間たちで、ときどき助けてもらっています。

 

「助けてもらう」と言えば、人生初!電車の網棚の上に大きなバックを置き去りにし、自分だけ降りてしまいました。駅員さんに助けて頂いて無事新宿駅で見つかりました。どこでどなたにお世話になるかわからないものですね。無事に見つかってホッとしました!

 

「ホッとした」と言えば、お彼岸なので近くに住んでいる母とお萩を作っていただきました。

手作りは作るのも楽しいですが、やはり美味しさが違いますね。ご先祖さまもきっと喜んでいることでしょう・・・か?
お茶とお萩・・・実にホッとします。美味しかったなぁ。

話は飛び飛びですが、毎日が繋がっているのだと実感致します。今週はどんな感じかなぁ?

 

ではまた。

 

自然を身近に感じる葉山生活

オープンしてあっという間!5日が経ちました。

お祝いのお花やたくさんのお菓子・お手紙・メールなどなど頂き、ありがとうございます。
とってもうれしい!

葉山に引っ越してきて1か月ちょっと。今までのマンション暮らしとは少し違って、自然がとても身近に感じます。
朝からコンコンコンコン木をたたくのは誰だ!と思ったらリスです。リスに起こされたり・・・

栗を頂いて栗ごはんを食べたり・面白いきゅうりを頂いて漬物を作ったり・・・採りたての味はやっぱり違いますね!

以前より空が広く感じます。風が強く雨が降った日の夕方、虹が出てたので外へ出たらご近所のお母さんとお子さんが、「虹が出てるよ~!」と教えてくれました。うふふ。反対側の空は燃えるような夕焼けでとても神秘的な空でした。

少し歩けば海や山が近いので、明日はハイキング(散歩)へ行ってみます。

あ、雨かなぁ?雨の日の海はどんな感じなんだろう?

 

ではまた。

 

「身体を動かす」基本的なしくみ

身体は、骨と骨(骨格)に筋肉がくっついて、筋肉が収縮することにより関節を動かして動きます。

骨格には、前頭骨・頭頂骨・後頭骨・側頭骨・頬骨・下顎骨・鎖骨・肩甲骨・上腕骨・肋骨・脊椎・尺骨・橈骨・腸骨・手根骨・第1~第5中手骨・手の指骨・仙骨・尾骨・大腿骨・膝蓋骨・脛骨・腓骨・足根骨・第1~第5中足骨・足の指骨などがあり、大人の骨は、全部で200~206個と言われています。

鎖骨・肩甲骨・肋骨・脊椎・尾骨・大腿骨などは聞いたことがあるかもしれませんが、たくさんの骨があるんです。

筋肉には内臓を動かしている筋肉や骨格を動かしている骨格筋があり、骨格を動かしている骨格筋は400もあると言われています。400もある筋肉が全部使えると、筋肉一個への負担は計算上400分の1です。一個にかかる負担が小さければ、筋肉は痛みにくいので、たくさんの筋肉が少しずつ使えると動きやすいのは想像出来ますね。

実際400もある筋肉を全部使うのは難しいのですが、全身で踊るブラジルのサンバなど楽しく動けそうですね。実は日本でも武道・剣道・柔道・華道・茶道などの身のこなしは、重心を上手く使い身体全体を使っています。達人の動きはいつも美しいですよね。動きの美しさは身体の使い方が上手な証拠です。

上半身は力まずしなやかに。下半身はしっかり踏ん張れるようパワフルで!・・・これが理想です。

私は高校で茶道を少しだけ習ったことがありますが、立つ・座るという動きを何度も怒られました。今ならどうして怒られたのかよくわかります。

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