力が入ると荷物も身体も重く感じるのはなぜ?

夏らしく暑くなってきましたね!海には海の家が建ち今週末からの3連休は海遊びに持ってこいですね。(*^_^*)

さて、少し前に家の庭先に『ソテツ(蘇鉄)』という植物を植えました。蘇鉄という名は枯れそうなときに鉄を与えると蘇るからとか、幹が鋼のように強いことからと言われているらしいです。見た目が夏っぽいですよね。

実はこのソテツ、40年前に大好きだった近所のおばさんから小学生だった主人がもらったらしく、主人の実家の庭に植えてあったものを運んで植えました。当時は手の平サイズだったそうですが、40年も経つと100㎏以上になるんですね。それを主人と2人で地道に掘って掘って掘りまくって取り出し、実家から転がして運び、舅と姑にも手伝ってもらってこの場所へ持ち上げました。私は暑いし、重いし、辛いし・・・心の中で「これって業者に頼むレベルじゃないの?」とちょっと思いましたが、目を輝かせて作業をしている主人と舅・姑の前ではそんなことは言えませぬ。あはは。

ですが苦労して植えてみると、とてもかわいくて毎日眺めています(笑)。家のシンボルとして育ってくれるに違いありません。

腕や腰が砕けるのではないかと思うほど力を出した作業でしたが、次の日腕も腰もそれほど筋肉痛にはならず、ただめちゃくちゃお尻が筋肉痛でした。腰を痛めないようになるべくソテツに近づいて、腰を曲げるのではなく股関節を曲げて持ち上げました。お尻がこんなに筋肉痛になったのは高校生の部活以来かもしれません。社会人になってこんなに力を出したことがあったでしょうか。ちなみに主人は次の日「腰痛い~!腕がパンパンだ~!」と言っていました。主人は私の何倍も力持ちで筋力もあります。だからこそ力任せに筋力を使って力が入ってしまうのです。力が入った状態で物を持ち上げるととても重く感じます。重く感じるということは、それだけどこかに負担がかかっているということなのです。

自分の身体でさえ「今日は身体が重いな~」とか「軽いな~」とかありますよね。重く感じるのは負担が偏っている時ではないでしょうか。

先日お客さんと『息を吐き切る』というのをやりました。自分が風船になったイメージで身体全体を膨らませ、風船の口から空気が出るイメージで吐いてもらいました。最後までしっかり吐き切ります。

数回でも呼吸をするときに働いてくれている筋肉が総動員するので結構疲れますが、そのあと自然な呼吸に戻ったときに呼吸がしやすくなっています。なぜならたくさんの筋肉が動かされ、偏っていた力が分散されて使いやすくなるからです。上半身はふわっと軽く下半身は足が床にしっかりついている感じになり、「肩の力が抜けた」「足の裏に重みがある」と表現する人もいます。

この日来てくれたのは、なんと馬のセラピストさん・理学療法士さん・馬森牧場の牧場主さんとご主人。馬の身体に詳しい方々なので筋肉や骨・身体の動き方など話がつきません。馬も人間も身体に対しての考え方は基本的に同じです。ただ2足歩行と4足歩行では使い方が違うのですが、共通点や違うところを話していくと『身体って本当に良く出来てるね~』というところへ辿り着き、感心しました。環境や動きに適応するべくちゃんと成っているのですから、自然はすごい!

そんな話をしていると、あっという間に半日が経っていました。東京や千葉・神戸に向かう方もいてバタバタと解散。


いつも合宿でお世話になっている牧場主さん達から、開業祝いまで頂いてうれしい一日となりました。

気が付けば葉山に引っ越して今月で一年。庭造りも試行錯誤でのろのろですが前進中、お客さん達と楽しみながら身体を動かしていくことも少しずつ前進中です。のろのろでも前進していれば1年なんてあっという間ですね。うふふ。

あ、合気道ものろのろ前進しています。面白い稽古でいろいろ気付いたことがあるので、今度お伝えしますね!(*^_^*)

 

では、また。^^。

 

 

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