身体を変えるのに年齢は関係ない

あちこちでクリスマスの装いを見かけると、年末らしいなぁと思いますね。Hayama整体haraの玄関もサンタさんが登場しております。のぞきに来て下さいませ!

さて、ご近所の70代のお客さんからのご紹介で、上大岡へ行ってきました。訪問・出張は基本的にやっておりませんが、お話を聞くとHayama整体haraまで来られるのは難しそうでしたので、今回は訪問させて頂くことにしました。

上大岡のKさんは脊柱管狭窄症と診断を受けており、本来背骨はゆるいS字カーブを描いているのですがCカーブ状態で腰が少し曲がり、長年杖をついて歩いていました。痛みはそれほどでもなかったようですが、今回はかなり脚が痛くてシビレもあるそうで、長い距離を歩けそうにありませんでした。

施術前の姿勢。

Kさんはビーズで絵を描くビーズアートを手掛けています。あの小っちゃいビーズですよ!お宅には素晴らしい作品の数々が飾られていました。夢中になっている時間が楽しいと嬉しそうに話してくれました。ただ痛いのは辛いので気分も滅入ってしまいますよね。

施術後の姿勢。

曲がった腰を伸ばして立てるようになりました。ちょっとこの写真は反り過ぎですが徐々に真っ直ぐ立てるようになると思います。施術中に「シビレが取れてきた・・・」と何度もおっしゃって痛みも取れたようです。

ただ、大事なのはここからなのです。骨がCカーブになっていますので、しばらくするとまた腰を曲げてしまいたくなります。そしてまた杖を持ちたくなります。せっかくなら杖をつかなくても良いようになって頂きたいので、今までサボっていた筋肉が使えるよう3つのストレッチと腹式呼吸のケアをお伝えしました。次回までに無理しない程度にやって頂き、次回は電車とバスに乗ってリハビリがてら来て頂くようお願いしました。

「年を取っても身体は変わりますか?」との質問に、「生きてる限り変えようと思った瞬間から変わります!」とお答えすると、とても前向きにご自分の身体と向き合ってくださいました。これからどうなっていくのか楽しみです。

Kさんのご主人がお昼ご飯を用意して下さったので、ご馳走になりました。私は驚きました!!世の中にこんなに穏やかで優しい男性がいるのか・・・と。奥さんの言うことをすべて穏やかに受け止め、何でも「そうか、そうしようか」などとやってくれます。見た目もダンディで恋しちゃいそうでした。思わず「世の中にこんな優しい人がいるんですね~」と言うと「昔からこんな感じなのよ」とKさんが言っていました。

お二人を見ていて思ったのは、奥さんがステキだからご主人が何でもしてあげたくなるのかも・・・。奥さんも自分が出来ないことは「お父さん、お願い」と言ってお願いをします。そうですよね~!好きな人からお願いされたら何でもやってあげたくなりますよね~!「優しくすれば優しくしてもらえる」「優しく言えば優しく答えてくれる」・・・当たり前のことだなぁとニヤニヤしながら、私まで優しい気持ちになりました。

 

ご紹介の上車で送り迎えまでしてくださったHさん、ありがとうございました。

人生の先輩から教わることは多いですね。寒くなりましたが、気持ちはホッカホカです!

(私も主人に「ステキ」と思われるように心がけようっと!テヘ)

 

 

では、また。

 

根菜を美味しく食べて風邪を寄せ付けない!

12月に入ってから冬らしく寒いですね?朝、ゴミを出しに行くと同世代の奥さんが「寒くて風邪がなかなか治らない」とおっしゃっていました。寒いときは中から身体を温めると良いですよね。寒いとつい背中が丸くなり肩に力が入って「緊張」が続き、流れが悪くなってしまいます。

そこで身体に優しい温サラダはいかがでしょうか?人参・大根・ごぼう・れんこん・イモ類・かぼちゃなど、薄く切ったり千切りにして「チン」するとたくさん食べられます。ドレッシングを工夫すれば毎回違った味が楽しめます。根菜は身体を温めてくれるのはもちろん、今が旬のものが多いので美味しいのです。

先日ご近所の方に掘りたての里芋を頂きました。

甘めの醤油味で煮ていると「あ、旬だなぁ」と感じます。

私は煮た直後のホクホク感が好きで、主人が帰ってくる前に半分くらいつまみ食いをしてしまいました。

時間が経つとねっとりし重い感じになります。それはそれで美味しいのですがあのホクホク感はたまりません。うふ。根菜類はお鍋も美味しいですよね。やってる方もいるかもしれませんが大根・人参は銀杏切りより、ピーラーでシャカシャカした方が鍋の汁になじみやすく、見た目もおしゃれな感じになります。

それと、ゆずも旬ですよね。お鍋や大根の漬物にちょっと!ゆずの皮の千切りと果肉と汁をハチミツ・砂糖に漬けておくと、甘~いゆず茶にもなるし、煮詰めるとジャムにもなってホント美味しい!種を焼酎に漬けておけば化粧水にもなります。ゆず様様です!!

あ~美味しいものだらけ。

食べてばかりじゃ身体が重くなるので、やはり自ら動きます!今朝も縄跳びを3分ほど行うと身体がポカポカしました。まだ二重跳びが出来ませんが3分は続けられるようになりました。う、うれしい。。。縄がない方はただのジャンプだけでも温かくなります。私の場合はたった3分ですが身体が重くなったとか、ちょっと腰が重い・軽い呼吸が辛い・楽など調子もわかります。主婦業や仕事を始める前に身体を温めておくとそのあとの動きが違います。

旬を楽しみ、ゆず茶でティータイム!時々意識して身体を動かしておけば、風邪も寄ってこないんじゃないかしら。私のところへはもう何年も寄ってこないです(笑)。大事なのは流れ。何かと忙しい12月ですが、疲れを溜めないように「ジャンプ!」お勧めですよ~。気休めにもなりますよ!うふふ。

大人になると不思議としなくなるジャンプ。「子供は風の子元気な子」を見習ってたまには飛び跳ねてみませんか?

汗ばむくらい疲れると、疲れが抜けますよ~!

 

では、また。

 

 

身体も心もか~るくなるハイキング!

私が卒業した手力整体塾の師匠が、ハイキングに誘って下さったので行ってきました!

厚木にある標高561mの鐘ヶ嶽の自然を楽しみながら、ゆっくりのんびりきょろきょろしながらのスタートです。
みんな整体の仲間なので、「身体」という道具の使い方をそれぞれ意識しながら歩きました。めったに山など登らない私は上りはじめは呼吸が少々荒くなりましたが、重心を意識し後ろ脚でなるべく地面を蹴るように心がけると徐々に慣れてきました。

とてもお天気が良かったので、青空と、赤・黄・緑・茶のコラボレーションがブロッコリーのようにモコモコしていて、かわいい!

歩き始めは落ち葉の踏む音が「サクサク」していましたが、上へ行くにしたがって「パリパリ」と変わっていきました。日当たりによって乾燥の度合いが違うからですね。落ち葉いっぱいの道はフワフワな歩き心地で、「下に何かあるかも?」というドキドキ感も味わえて、足裏の筋肉達がいつもより働いています。

普段歩いている平らなアスファルトでは、なかなか使うことの出来ない指先の筋肉まで動かしているので、足がポッカポカです。

日当たりの良い広場で落ち葉の上に寝転がってみると、案外冷たくない!落ち葉と落ち葉に挟まれてみると、葉っぱ同士の隙間に空気が入り込んで暖かかったです。もっとお昼寝したかったなぁ~。あは。

空を見上げればこんなに落ち葉があることに納得ですね。

それにしても、どうして木の根っこはあんなにグニャグニャ曲がるのでしょうか?ちゃんと栄養のある場所をかぎ分けて伸びているのでしょうが、斜めな所にでもにょきにょき伸びてしっかりと根を張っています。太陽の光を少しでも浴びて「生き抜こう」という姿勢が伝わってきますね。一本いっぽん見ていると「がむしゃらだなぁ」とか「素直だなぁ」とか・・・性格?の違いもある気がしてとても面白かったです。

所々に石碑が立てられており、どこの誰がどんなふうにどんな思いでこんな所まで運んだのだろう?と考えると、私の日常が薄っぺらいものに思えてきました。と同時に人間の知恵と力は本当に偉大だと思います。どんどん「楽」してどんどん知恵も力も出せなくなってきている現代人の私たちはへなちょこだなぁ。

ただ、壮大な景色を見た後に小さな虫を瞬時に見ることが出来たり、汗が熱くなった身体を冷やしてくれたり、一歩いっぽ歩けば必ず前へ進むことが出来るなど・・・当たり前のことに注目するとその機能の素晴らしさに鳥肌が立ちます。次回はそんな体験を身近な人やお客さんにも味わってもらいたいと思いました。

誘って下さった師匠、一緒にのんびり歩いてくれた仲間たち、ありがとうございました。

 

さて、帰りの電車の中で疲労感が出てきたので整理運動がてら、自宅までのバスには乗らず歩いて帰りました(35分くらい)。すると電飾のきれいなお宅に出会い、心も身体もウキウキで軽い軽い!

うふふ、自宅に着くと朝仕込んでおいたおでんとビールがお待ちかね。ものすごく美味しかった!!「空腹は最高の調味料」ってホントですね。

寝る前にゆっくりお風呂に入りストレッチしてから寝ると、翌朝は爽快な目覚めでした。筋肉痛もほぼありません。

ご近所の元気な70代のおばさまたちが、毎週リュックを背負って楽しそうに出かける理由がわかります!私もそんな70代になりたい!身体を「治す」には使いながら動きを整えて行くことが一番の近道です。お忙しい同世代のご近所の皆さ~ん、たまにはご一緒にハイキングいかがですか?

 

では、また。

痛みが出るような身体にちゃんとなっている?

「イタタタ、イタタタ」と言いながらお越し頂いたKさん、右足を引きずっています。とにかく右足が痛過ぎて、痛い部分をつねったり叩いたりして痛みを散らしていたそうです。(痛いのは本当に辛いですからね)

斜めに立っていたのでお伝えすると、ご自分では真っ直ぐ立っていると言います。そうなんです!いつも立っている感覚は真っ直ぐなのです。そこで斜めになっていることに気付いてもらおうと「こちらを頭にして、ここに真っ直ぐ寝てもらえますか?」とお願いし、「真っ直ぐですよ~」と念を押してみました。

そして「真っ直ぐですよね?真っ直ぐに寝てますけど・・・」とのこと。許可を頂き写真を撮ってご本人に見せると、ゲラゲラと笑いだし「ヤダ~本当?ウソでしょ?ヤダヤダ・・・」とのこと。ふふふ。

それがこの写真です。

普段この感覚で立っているとしたら、右足に痛みが出ても不思議ではありません。施術が終わり真っ直ぐ寝られるようになってから立ってもらうと、「これ、真っ直ぐ立ってますか?」とのこと。真っ直ぐ立っているのに斜めの感覚に慣れてしまっているため、違和感を感じるようです。正しい姿勢が「正しい」と認識されるまでもう少し時間がかかりそうですね。

本日2回目だったのでお話を聞くと、翌日にはまだ痛みがあり、翌々日には痛みが取れて身体の動きが軽くなったとおっしゃっていました。痛くても動いてくれたのが良かったのです。ひどい痛みが出たときはその場所に大きな負担がかかっているので、そこに熱があれば冷やしたり安静にすることをお勧めしますが、身体が動きやすくなってからは動ける範囲で痛くても動いてほしいのです。痛めている筋肉を修復するには新鮮な血液が必要で、血液を廻りやすくするためには筋ポンプが一番です。

「コリ」とは筋肉の酸欠状態・・・。だとすると酸素は血液が運んでくれるわけですから、筋ポンプして流れが良くなれば早く改善するのは当然です。しかも血液は栄養を届けてくれたり、痛み物質や老廃物も運んで行ってくれるわけです。

身体は常に健康であろうとしてくれていて、身体に危険なものが入るとくしゃみ・鼻水・吐いたり下痢になったりして出そうとしてくれます。細菌やウイルスと戦うために熱も出してくれます。寒気なども筋肉をブルブルとふるわせて体温を上げようとしてくれますし、身体って本当に良く出来ていますね。

緊急の場合を除き、急がないで症状を受け入れることも大事なのではないでしょうか。ひどいときには薬に助けてもらうこともありますが、無理矢理症状を止めたり、治そうとしている身体の邪魔をしないようにしたいものです。

ただ痛みは「何か偏ってますよ~!壊れちゃいますよ~!」のサインですから、早めに筋ポンプしやすい身体にした方が良さそうです。

 

さて、先日京都・奈良方面へ遊びに行ってきました。晴れていたので新幹線からの富士山がはっきり見えて、大きさに感動しました!

銀杏並木がドラマのワンシーンのようできれいです。

もみじの赤が緑に映えます。

自然はいつも季節を彩ってくれて、私たちの目を楽しませてくれますね。

明日は登山のようなハイキング?ハイキングのような登山!紅葉と身体の使い方と筋肉痛(どの筋肉が筋ポンプしにくいのか)を楽しみに、皆でワイワイ行ってきま~す!

今夜眠れるかなぁ(笑)

では、また。

元気な人はなぜ元気なのか?

北海道から父がやってきました。80才で初めて一人で飛行機に乗り(ツアーは何度かありますが・・・)、間違えずに到着ロビーまで来れるか心配でした。・・・が心配をよそに、たまたま隣の席だったおばさまが父を連れて来てくれました。「奥さんどうもありがとう!楽しんで来てね~」とお別れ。

そのおばさまは父より7つ年下で、これから銀座の方へ遊びに行くそうです。「あの奥さんは登山もするんだってさ!元気だなぁ!」という父の言葉に納得。姿勢の良いおばさまはスタスタと早足でモノレール乗り場の方へ行かれました。

かっこいいおばさま、ありがとうございました。

さて、私が家を建てたので見に来てくれた父。我が家で主人方の父母・姉らと挨拶を交わし、夕飯は葉山牛と特上ジンギスカンを食べました。炭火で焼くと美味しい肉がさらに美味しくて皆ニコニコ。話が弾んだところで同い年の父たち2人の80歳を祝おうと、80本のろうそくをケーキに立て・・・というのはウソで2人の肺活量を考慮して8本に火をつけ、みごと吹き消しました。パチパチ~。

父たちは感激してくれました。自分の親が80になるなんて・・・「いつの間に年を取ったのだろう」と不思議な気持ちになり、目の前の父たちがとても幸せそうで、ちょっと涙が出そうになりました。元気でいてくれてありがとう。

さて、次の日、スカイツリーが見たいというので行ってきました。

まずは下にある「すみだ水族館」へ。日本最大の金魚展示ゾーンがありましたよ!

どうなっているの・・・ふわもこな金魚です。

とりあえず撮っておきましょう。

父ノリノリ。

ペンギンを見て「めんこいなぁ・大したもんだ」を連発。

ペンギンが気に入ったようで・・・

しばらく見ていました。

で、スカイツリーの上へ行くと・・・

「すごい柱だ!これで支えているのか!すごいな!」と柱につかまり、隣にいる女性が笑っていました。あはは。


昼間の景色もステキですが、夜の景色はまた一段とステキなので日が沈むのを待ちました。


写真ではなかなか伝わりませんが、私のお勧めは断然「夜」です。以前来たときにそう思いました。

父も「昼間も良いけど、夜はもっといいな~」と喜び、突然北海道の友達に電話をかけ、「俺今どこにいると思う?うひひ・・・」と自慢げに「スカイツリーだよ!スカイツリー!あ~見せてやりたいなぁ~・・・」と解説していました。それからお土産をたくさん買って帰りました。

思い起こせば父と水族館へ行ったのは初めてかもしれません。うちには腰が90度に曲がった祖母がいたので、「見学」するところへは行きませんでした。そもそもばあちゃん子の私は、祖母を置いて家族で出かけるなどあり得なかったのです。

父と母が旅行へ行き出したのも祖母が亡くなってから。そして祖母が亡くなって10年目に母が亡くなりました。それから10年が過ぎ、父は今も元気です。最近カラオケにハマっているらしく、近所のおばさまたちを車に乗せて、隣町のカラオケボックスまで通っているようです。しかも夜!

昼間は車がないおばさま達のアッシーくん。頼まれると病院や美容院やスーパーへ連れていきます。そのお礼にご飯のおかずやいろいろもらうそうで、持ちつ持たれずです。

父が元気なのは、自分で出来ることは自分でやる。よくしゃべる。よく話しかけるし話しかけられる。冗談が好き。悩むと頭が痛くなるので悩まない。女性の友達が多い。すぐ感動する。自分の考えを持っている。そんなところでしょうか。

まぁいたって普通のおじいさんだと思います。父の場合よくしゃべるのが一番かもしれません。良いか悪いかは別として、自分の意見を言うことは心に何かを溜めないのだと思います。

元気な人を観察していると「出し上手」だなと思います。まず「出す」。出せば入るスペースが出来ます。自分の意見を言えば相手の話が入ってくるスペースが出来ます。出さないで入れてばかりいるとやがて苦しくなってきます。正しいとか正しくないとかは別にして、とにかく「出す」出してみる。そしてたまには非日常体験!これが楽しいのです。

そういえば40代のお客さんが「私は本当の自分を出してこなかったから、具合が悪いんです」と言っていました。その通りかもしれませんね。逆に言えば本当の自分を出せば、調子が良いってことですよね!素晴らしいと思うのですが・・・。

だって、本当の自分を出して具合が悪い方がまずいでしょ?「出し上手」になりたいですね。うふふ。

あ、父はその後、葉山はもちろん・箱根見物や温泉に入って帰って行きました。「無事着いたぞ~!」とのこと。めでたしめでたし。父にとっては最高の非日常だったようです。

 

では、また。

 

 

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