歌が上手くなる呼吸法?

先日合気道の仲間とカラオケに行きました。そこで合気道上級者の方々の歌の上手さに驚きました。大声を出す時も私のように苦しそうに出しません。一体どこがどのように違うのか・・・。

注目してみると、まず脱力するのが上手い。肩が上がったり力んでる感じがしない。楽しそうにのびのび歌ってる。あごが上がっていない。声が遠くまで響いている感じ・・・なのです。それはどうしてなのか?

もちろん「身体の使い方が上手い」のです。でも具体的に何をどうすれば今より歌が上手くなるのか・・・と考えていたところ、呼吸の稽古がありました。息を吐きながら「はぁ~~~」と声を出して吐いていくのです。私は「あれ?声って息を吐きながら出してたんだ!」と当たり前のことに今さら感心してしまいました。歌っているときに息継ぎをしないと歌えませんよね。あはは。だから、息をたくさん吐ければたくさん声が出せるのではないかと・・・たくさん吐ければたくさん吸えるので息継ぎに余裕が出るのではないかと思います。

では、どうやってたくさん吐けるようにするかですが、合気道の稽古では体中の空気を頭のてっぺんから足先まで吐いていくイメージで「はぁ~~~」と声を出していき、吐いた息が限りなく小さくなったら口を閉じ、今度は足先から頭のてっぺんまで空気が充満していくイメージで鼻から吸い込むというのがあります。毎日行うとだんだん吐く時間が長くなりたくさん吸えるようになってきました。まずは基本ですね!

歌は静かな曲ばかりではないので、静かな呼吸ばかり稽古をしてもハード系はまだまだ。そこで今度は体中の空気を一気に出せるようにしてみます。「はぁ!」と吐いて吸う。これがなかなか難しい~。合気道の先生が大声を出してくれたことがありますが、床が揺れる感じがして窓ガラスがガタガタガタ・ビリビリ言って割れるかと思いました。「腹に力を入れないように体全体から声を出す」と言っていました。「え?腹筋に力を入れるんじゃないの?」と思いがちですが、それは音量や音程(調節)にかかわってくるのではないかと私はニランデいます。

私の整体の師匠も歌が上手くて大きな声が出ます。今年はカラオケで歌いまくって昔の喉を取り戻す実験をやっているみたいです。うふふ。以前ご一緒したときに「腹からというより背中側から声を出している」・・・というようなことを言っていました。たしかに背中側を意識すると体全体から声が出ている感じがします。やはりそれが基本のようです。

歌が上手くなりたかったらもちろんたくさん歌えばいいのですが、なかなか上手くならない方はぜひ呼吸を見直してみて下さいね。

そういえば結髪の仕事をしているころ、由紀さおりさんとご一緒することがあって「どうしたらそんな声が出せるんですか?」とお聞きしたところ、「身体は楽器なのよ~」とにっこりおっしゃっていたのを思い出しました。そうなんですよね。ピアノが上手な人もいればギターが上手な人もいるように、上手くなりたかったら楽器を上手く使えるように練習すればいいんですよね。

「自分がどうなりたいか」に合わせてあとは稽古あるのみです。まずはとことん基本からですね。(*^_^*)

 

さて、先日「テーブルウェア・フェスティバル2019」へ行ってきました。

食器を楽しむための展示や、実際に食器がた~~~くさん売っています。去年はコーヒーカップなどを買いましたが、今年は秋刀魚を乗せるお皿と卵かけご飯の時に使える先がとんがった器を買いました。選ぶまで2時間くらいかかりましたが気に入ったのが見つかって良かったです。

こんな器もありました。

かっこいい色なのに丸みがあって優しい感じ。


どうやって色を付けているのか・・・不思議。


何を乗せたらいいのかわからないけど、ステキ!


人間の発想力って無限ですね~。素晴らしい!

 

発想力と言えば、ご近所の編み物作家さんの展示会にも行ってきました。

一点一点手編みです。


「いいよ~」と言うので展示品ぜ~んぶ試着させてもらいました。


全部ステキ。どれもこれも似合っちゃう(*^_^*)

色使いや形が面白いので誰にでもその人なりに着こなせてしまう、という不思議な作品。
「良く考えられてるなぁ~、どこからそんな発想が出てくるんだろう」と感動しまくりでした。

身体の使い方も、器も、編み物も、基本さえしっかり出来ていれば、いろんなアレンジが可能なんですね~。

本当に無限なんだなぁ・・・。

 

さてと、呼吸法やろうっと!

 

では、また。^^。

 

力を入れてキープしている姿勢は要注意!

初めて来てくれたお客さんがこのようなメールをくださいました。

「何も考えなくてもそのままで姿勢良く立っているのが、とても不思議なくらい体が変わりました。感動です。このままキープ出来るように日々頑張ります!・・・」と。施術後「力を入れなくても良い姿勢になるのね~」というような感想をおっしゃるお客さんはとても多いです。

今までいつも「私は猫背だから姿勢良く!姿勢良く!」と力を入れて、自分なりの良い姿勢を保って頑張ってきたのでしょうね。良い姿勢でいたいと思うことはとても良いことなので、『頑張らなくていい!』と気付いてもらえて本当に良かったです。

力ずくで真っ直ぐにしようとすると筋肉の緊張が続いてしまいます。すると「力を抜いて下さ~い!」と言っても「抜いてるつもりだけど・・・」とか「力が抜けな~い・・・」という状態になります。いつも力を入れているとまるで筋トレでもしたかのように強く硬くなり重くなっていきます。重いので動かしずらくなり動かさなくなっていきます。すると他の筋肉が頑張るしかないのでそこに負担が増えて痛みが出ます。

筋肉の働きを思い出してみましょう!
●体を支える・固定する(重力に対して骨だけだとくしゃっとなります)
●収縮させることで関節を動かす(骨と骨にくっついてそれを収縮させることで体が動く)
●血液の循環を良くする(筋ポンプ)
●体温調節(寒い時ブルブル震えて体温を上げるなど・・)
●腹壁となって内臓を守る(お腹まわりの筋肉は壁の役割もある)
●呼吸を助ける(胸式呼吸や腹式呼吸など)

だいたいこんな感じです。言われてみれば「あ、そっか」と思いませんか?
だから、体を動かすと血流が良くなって温かくなるし、動かさないと血行不良で冷えたりシビレたり呼吸が浅くなったりするのです

で、筋肉の特性としては
●刺激を受けると緊張する(守ろうとする)
●緊張後の弛緩(すっごく緊張するとそのあと緩む。びっくりし過ぎて腰を抜かす・・とかね)
●筋肉は伸ばさないと伸びない(伸ばされることはあるが、勝手には伸びません)
●本来の筋の長さよりちょっと長い時の方が力を発揮する(キックするとき後ろに足を引きますよね)
●縮まり過ぎると力が出なくなる(ほとんど動かなくなります)
●連動して動く(一個の筋肉を動かすのは難しいのです)
まだありますがこんな感じです。

だから力を入れっぱなしや揉んだり叩いたりして緊張させっぱなしは、守ろうと縮まって硬くなり重くなってしまうのです。すると本来軽く動くはずなのに、ブレーキをかけたまま動かす感じになるのです。何年も揉んだり叩いたりされた以前の私の身体は、緩むどころか恐ろしくカッチコチになりもっと強く揉んでほしい・・となりました。人一倍疲れてしまうのは人一倍働いていたのだと思いきや、実はブレーキをかけたまま走っている車みたいだったからではないでしょうか。(どうりでダンスが苦手なはずだ!)

生きている筋肉は力づくでは緩まないことがわかりました。ステーキ肉のように死んでいる肉であれば揉んだり叩いたりして筋繊維を壊せば柔らかくなりますが、力を入れて姿勢を正そうとしたり痛い所を揉んだり叩いたりし続けるのはもう止めましょう!

まずは動かしにくくなっている動きをみつけて、ゆっくり動かしてみて下さい。だんだん動かしているうちに知らぬ間に全身の動きが変わってきます。動きにくい動きを1日1個みつけたら1ヶ月で30個の動きが得意になってきますよ。ぜひぜひ!

ちなみに合気道を習い始めて10ヶ月なのですが、いつも違う動きをするので毎回筋肉痛になります。もうね、あんな動きやこんな動きも不得意になっている~とかなり笑えます。毎回打ちのめされてとっても楽しいです。あはは(*^_^*)

そうそう、打ちのめされると言えばこれ!

以前ボクササイズに行っていたときに買ったグローブ・・・またやってみたくなりミットを買っちゃいました。主人にミットをはめてもらい思いっきりパンチ!ワンツー!ワンツー!久しぶりに打ったら3分持ちません。良いパンチは力まかせに打ってはいけませんね。知ってるのと出来るのではまるで違います。出来ないと意味がないのです。実践あるのみですね。

よ~し、まだまだ身体の使い方を変えて行くぞ~!お~っ!(@_@;)

 

では、また。^^。

 

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